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amazonで高額商品 マネーロンダリングの疑い

紀藤弁護士のツイッターが話題になった。

ただの木製ハンガーが、amazonで異常な高価格で売られており、これがマネーロンダリングにあたるのではないかと。

実際の画像は以下の通り。家庭用ハンガーが10本で478,942円だ。

製品原価から考えたら明らかに異常な値段。高い順に並べ替えないと見つからない商品で、かつ販売会社が中国であることから等、地下銀行、マネーロンダリングが疑われるのではとのこと。

 

10本47万円のハンガー

■10本47万円のハンガー

木製ハンガーの値段が異常だ

参考として同じようなハンガーの値段
■10本3,080円

これが通常のハンガーの値段

たしかに高額だ

今現在の価格を知らべてみると、今でも303,448円で売られている。この出品は昨日出されたもので、値段を下げて再度出品されている。出品者情報を見ると中国の会社のようだ。

■今amazonで発売されている木製ハンガー

マネーロンダリングとは

マネーロンダリングとは資金洗浄と呼ばれ、犯罪を隠蔽する行為のことだ。

禁酒法時代のシカゴで密造酒の販売や売春業、賭博業の犯罪組織を運営して大儲けしたアルカポネ。
コインランドリーをいくつも買収し、その経営で儲けたきれいなお金と裏で稼いだ汚いお金とを混ぜてわからなくしたことで、資金洗浄と呼ばれることになった。

マネーは、お金のこと。
ロンダリングは、洗濯や綺麗にする、アイロンがけするなどの意味。

悪いことをしてお金を稼いだのなら、当然警察に捕まってしまう。
しかし、

・他人にお金を貸す(裏で返してもらう)
・金券ショップでギフト券を購入。後でそれを売る。
・株や債権、仮想通貨を購入

汚いお金を正当なものに変える行為をマネーロンダリングと呼ぶ。
そうすることで元の汚れたお金の出どころをわかりにくくする効果がある。

このマネーロンダリングはテロリスト、麻薬密売人などの犯罪組織だけでなく、世界の富裕層や有名な起業家、政治家までも資金を洗浄するために同じような仕組みを使っている場合も多い。

日本でもある政治家が最近疑われた。

1,000円の中古本を5万円で購入

つい先日ツイッター上で話題になったのが政治家が購入した中古本。
政治資金収支報告書に記載された金額がなんと56,456円だ。

マネロンが疑われたが、本人はそれをツイッター上で否定。高値で購入したことは反省し批判は歓迎するとのこと。
後から出品会社が「自分の選挙区の住民会社」から購入していたこともわかったが、本人はそれについてコメントしていない。

この小説の単行本の価格は56,456円だが、当時同じ小説の電子書籍や文庫本は1,000円で売っていた。
国会図書館に行けば無料で借りられるものだ。単行本に拘れなければわずか1,000円で読むことができるもの。

自分のお金で買うのは問題ないが、これは政治資金として計上している。

さいごに

ソーシャルメディアの普及によって、ちょっとした火種でもそれがすぐに燃え上がるようになった。
正しい情報でも、それが誤りであっても、人の興味を引くものであれば、それは関係ない。

実は私達が知らないところで、気づかないところで実際には多くのマネーロンダリングは行われているかもしれない。普段は気にしない細かい額であっても、それが積み上がれば膨大な資金に繋がる。

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