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ブースター接種とは何か。またワクチンパスポートは国内で活用されるのか。

2021年8月20日

コロナワクチンのブースター接種が、9月からアメリカで始まる。
前回ワクチン(ファイザーとモデルナ)を接種してからから8ヶ月経ってから無料で打つことができる。

そもそもブースター接種とは何か。どのような効果があるのか。

 

ブースター接種とは

ワクチン接種を終えた人の免疫をさらに強化(ブースト)するため3回目の接種をすること」だ

ファイザーやモデルナなどのワクチンは2回の接種が基本だが、デルタ株をはじめとする変異ウイルスの流行でワクチン効果が下がるとの懸念が出ている。

すでにイスラエルやイギリスなど一部の国が追加接種しはじめた。イスラエルではブースター接種をおこなった60歳以上では感染予防効果86%という調査結果が発表された。

ブースター接種には根拠がないとWHOが見解

しかし WHO主任科学者のスワミナサン氏は「現時点のデータはブースター接種が必要だと示していない」と確信している。と、3回目の接種は科学的な根拠がないと強調した。

WHOテドロス事務局長も「ワクチン製造者や各国首脳が、低中所得国へのワクチン供給よりもブースター接種を優先すれば格差が広がっていくだけだ。」と、3回目の接種を急ぐ流れに釘をさした。

日本でのブースター接種について

河野大臣によると、少なくとも1回ワクチン接種を受けた人が全人口の50%を超えた日本では、3回目の接種について「もし必要になれば対応できる準備はしている」と述べた。


ワクチン打ちたい派、打ちたくない派

今ワクチン接種についてはそのそも、「打ちたい派」と「打ちたくない派」がいる。
特に若年者はコロナでの重症化リスクが低いため、わざわざ体に害を及ぼす可能性のあるワクチンを打ちたくない派が多い。

今回3回目のブースター接種が必要となれば、結局(1回目・2回目)打ったとしても、新種への効果は限定的と言わざるを得ない。当然4回目、5回目と打ち続ける必要が出てくるだろう。

しかし打たなかった場合はどうなのか。現状では明らかにワクチン効果は期待できる。感染する可能性はもちろんあるが、重症化率が低下しているのは今の高齢者割合を見れば明らかだ。

■3回目接種についての街の声

受ける人と受けない人と分かれると思うですよ。前向きに受けた方が良いかなと思うんですけどやはり抵抗はあるのかなって

3回目受けて治るというか効果があればいいんですけど効果がわからないんでなんとも言えない

ワクチンパスポートの国内での活用

ヨーロッパや東南アジア、アメリカではワクチン接種証明を入国の条件に掲げている国が続出している。またワクチン接種証明があれば「隔離措置14日間を免除」という国もある。

今後のアフターコロナの海外旅行ではこのワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)が必須の条件になる可能性が高い。

また海外では飲食店や美術館などでの利用も広まっており、日本でも経済団体から活用するよう要望が相次いでいる。

政府では国内での活用に関するガイドラインを緊急事態宣言が解除された後に示す方向で作業を進めており、若者などの接種の加速化に繋がることも期待されている

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