日本の芸能界はなぜこれほどまでに「お笑い芸人」が幅を利かせているのだろう。
どのチャンネルをつけても必ず「お笑い芸人」が登場している。
バラエティを筆頭にドラマ、映画、クイズ番組、歌番組、情報番組など数え上げたらきりがない。あらゆるジャンルに顔を出している状態だ。
朝から深夜までお笑い芸人が出まくっている現状は世界中で日本しかしらない。
「ザ・ドリフターズ」「コント55号」から始まり、漫才ブーム、明石家さんま、ビートたけし、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンなど今でも人気が続いているお笑い芸人。
そのブームは1960年代から続いてきた。
しかし、お笑い番組以外で見かけるようになったのは、ここ20年程ではないか。
毎度同じ「お笑い芸人」がテレビに出ている
とにかく芸人多すぎる。毎度毎度出る人も同じで新陳代謝が進まない。
若手に比べて中高年芸人の多いこと。40歳で新人枠というのも珍しくない。
真面目な番組もお笑い芸人がいるだけで茶化されて「軽い番組」になってしまう。
誰かをバカにしたり、いじったりの芸風はもう見たくない。
テレビ局も安易にお笑い芸人に頼り過ぎる。
ある程度視聴率の取れる○○、○○、○○を出しておけばよいだろうと。
とりあえず芸人を出しておけば盛り上がるだろうという安易な発想がテレビ業界内にあるのだろう。
結局視聴者もそれに付き合わされて、いつしか受け入れてしまった。
特にお笑い芸人は吉本興業が多い。
それもそのほず吉本興業の株主のおよそ半分が放送局だ。吉本興業が儲かれば儲かるほど放送局にも利益がでるしwin - winの関係だ。
タレントという存在。それは芸人とセットで使われる
他にも言いたいことがある。それはタレントという存在。
モデル、役者、アイドルなど特に人気のある(人気のあった)人達だ。
タレントもお笑い芸人同様に数多くの番組にでており、タレントとお笑い芸人はセットで出演することが多い。
多くの番組作りは共通している。司会者、お笑い芸人、タレントの組み合わせ。
そこに取材したビデオが流れ、お笑い芸人やタレントがそれに対してコメントして笑いを取る。
同じような番組作りになっているのが日本の現状。正直飽き飽きしている。
今はテレビを見なくとも他にも様々な代用品がある。
Youtubeを筆頭に、Netflix、Amazonプライム、Hulu、U-NEXT、DAZN、スカパー等々。もう既存のテレビに頼る必要はない。
現状、テレビを見るのは年配者と中年女性がメイン。このままだと増々テレビ離れが加速していくだろう。
専門家の代わりにお笑い芸人
最近の芸人やタレントはコメンテーターの資質も問われている。
政治的な分野を含めあらゆる場面で意見を求められるのだ。
よく知らない、では済まされない。角が立たない、当たり障りのない意見を言うしか無い。
でもあなたただの芸人でしょう。そこはなぜ専門家を呼んで意見を求めないのか?と番組に突っ込みたくなる。
以下代表的なワイドショーのキャスター
- ワイドナショー 東野幸治 松本人志
- サタデープラス 丸山隆平(関ジャニ∞)
- サンデージャポン 爆笑問題(太田光・田中裕二)テリー伊藤 デーブ・スペクター
- サンデーモーニング 関口宏
- サンデーLIVE!! 東山紀之(少年隊)
- シューイチ 中山秀征
- ミヤネ屋 宮根誠司
- 新・情報7daysニュースキャスター ビートたけし 安住紳一郎
- バイキングMORE 坂上忍 カンニング竹山 ヒロミ 土田晃之 薬丸裕英
- モーニングショー 羽鳥慎一 玉川徹
- なるほどプレゼンター!花咲かタイムズ 東貴博(Take2)友近
- バラいろダンディ ふかわりょう 原田龍二
- ひるおび! 恵俊彰 八代英輝 立川志らく
- ひるキュン! 田中みな実 徳光正行
- Mr.サンデー 宮根誠司
- めざまし8 谷原章介 永島優美