コカコーラはオリンピックの最高位スポンサー(ワールドワイド・パートナー)だ。
その協賛金は100億~200億とも言われている。
コカコーラの他にインテル、パナソニック、VISAなどがある。
そのくらいオリンピックにお金をかけているコカコーラが、このオリンピックのせいでイメージが悪化している。
主な理由は3点。
・東京五輪聖火リレーでの爆音、お祭り騒ぎ
・コカ・コーラ社の飲料持参を呼びかけ
・コカ・コーラ1本280円ぼぼったくり価格
東京五輪聖火リレーでの爆音、お祭り騒ぎ
聖火リレーの中、沿道を爆音で走る大型トラックに乗り込むスポンサー企業群。
その中で先頭に立つのがコカコーラ。DJはマスクをつけずに大声で叫ぶ。
地元の人達は概ねお祭り気分と好意的に受け取っているようだが、それをSNS等で見ている人達にはどう写ったのか?
このご時世、粛々と聖火リレーをやっていればよいのに、それをお祭り騒ぎの大行列。「ゆず」や「EXILE」の曲を大音量で響き渡る。
多い時は30台以上800メートルを超える大行列だ。そこに集まる群衆。感染拡大のさなか「密」とはどこの言葉だったのか。
コカコーラが先頭を走るシーンがSNS上で話題となった。この先頭で走っているイメージが悪かった。
2番目、3番目だったらそれほど騒がれなかっただろう。
コカ・コーラ社の飲料持参を呼びかけ
東京五輪の学校観戦を行う予定の茨城県鹿嶋市の私立学校が、会場に飲み物を持ち込む際に、コカコーラ製品をできる限り持ち込むよう
文書で保護者らに配布した件だ。
具体的には、
できるだけコカ・コーラ社が製造している飲料を持参すること
他社製の飲料を持参する場合は、ラベルを剥がして持ち込むこと。
これはオリンピックを主催する側としては当然のことだと思う。コカコーラは立派なスポンサーだ。
そのスポンサーに配慮するために上記のお願いをしている。実際に組織委員会から市の教育委員会に口頭で注意喚起があったとのこと。
しかし市の教育委員会はコカコーラ製品のみラベルを剥がさないのは平等ではないことから「全てのペッドボトルの扱いを統一」との方針を決定。
だが、観戦を予定している市内の公立学校18校のうち1校で、コカ・コーラ製品優遇の上記内容物を配布していた。
これがSNS等で明るみに出て、「コカ・コーラは何様なんだ!!!」、「せこい」という騒動となった。
スポンサーなので、そもそも現地で配布すればよいのにとの意見もあった。
たった1校のせいでとんでもないイメージダウンにつながった。特にコカ・コーラが指示していないものと思われるのに・・・
コカ・コーラ1本280円ぼぼったくり価格
東京・江東区にあるオリンピックのメインプレスセンター(MPC)内に備えられている自販機。
その金額がとんでもないぼったくり価格だということだ。
コカ・コーラ、爽健美茶、綾鷹、アクエリアス、スプライトなどが280円。
いろはすが180円。
コカ・コーラの場合、一般的な自販機での値段がおよそ150円ほどなので、倍近い値段で売られていることになる。
これを海外プレスが驚いて記事にしている。それが日本国内のSNS等で騒がれている状況である。
最終的な商品の小売価格を決めているのは「販売者」だ。
そしてその販売者はMPC(メディア・プレス・センター)となる。運営母体は組織委員会。
コカ・コーラがぼったくりで値段をつけているわけではない。しかし世間ではコカ・コーラはぼったりし過ぎとなる。
今回のオリンピック開催に伴い、コカ・コーラ社はかなりのイメージダウンになったのではないだろうか。
実際に私も、特に聖火リレーでの騒動で嫌気がさした。なぜこの時期にこんなお祭り騒ぎができるのかと。
コカ・コーラ製品はなるべく控えよう。そう本気で思ったものだ。
だが実際にはコカ・コーラ社は被害者と言えよう。100億から200億のスポンサー料を支払ったにもかかわらずこの騒ぎ。
当分収まらないだろう。
PS
今コカ・コーラではコークサマーチャレンジというものを実施している
はじめしゃちょーがどのシチュエーションが一番コーラが美味しいのかというもの。
JKとか水着美女に囲まれているとか。
なぜこの時期にこういう企画をするのだろうか?と不思議に思う。