中年メディア編集長が日々思うことや時事ニュースをお届けします。

メディア編集長の日々徒然

マツケンサンバをオリンピックで見たかった

2021年8月9日

17日間開催されたオリンピックが閉幕した。
様々な物議を醸し、ゴリ押しで開催したオリンピック。

開催が決まった当初は世界一のコンパクト五輪、復興五輪を掲げ7000億円の支出を見込んでいた。そんなことが出来るわけもなく、結局この17日間のオリンピック開催にかかった費用が3兆とも4兆とも言われる。更に箱物もたくさん建てたのでその後の処理や維持費も膨らんでいくだろう。

さあ、これからこの負担を誰が払うのか。東京都の住民税が上がらなければよいのだが。何も考えずにクレジットカードで買い物をして、その明細にびっくりするのはこれからだ。

トレンド入りした「マツケンサンバ」

閑話休題、マツケンサンバの話。

オリンピック開会式の一連の報道の影に隠れて密かに「マツケンサンバ」を開会式にの声が至るところから上がっていた。
もう一層のこと、開会式で松平健の「マツケンサンバⅡ」を披露すればよいのではという声。

その”待望論”はSNSを中心に大いに盛り上がりを見せており、閉会式まで続いていた。

しかし残念ながらオリンピックにマツケンサンバが披露されることはなかった。
SNSでは、「マツケンサンバがなかった」「マツケンサンバをなぜやらない」などのツイートで「マツケンサンバ」がトレンド入りした。

私もとても残念だ。実際に松平健が踊る「マツケンサンバⅡ」を見たかった。
ソーシャル・ディスタンスを保ちながら100名を超える着物姿のバックダンサーを従えて奉行メイクした「松平健」が踊る。これこそ壮大な華やかな日本らしい景色が見れたと思う。

松平健「オファー来れば五輪で踊る」

もちろん曲はサンバ調なので日本とは合わない。
でもサムライがサンバのリズムで歌って踊るってだけでどれだけ大きなインパクトを与えらことができるか。
バックで忍者の姿をしたスタントマンがバック転を繰り広げたりすれば外国人も大いに興味がわくだろう。

それこを曲調もダンスも開会式にふさわしい”お祭り”を表現できたのではないか。何より殆どの日本人が知っている歌なのでよりオリンピックの楽しさが伝わっていたはずだ。

実際に松平健自身も「オファー来れば五輪で踊る」とインタビューで答えていた。

オリンピックが駄目ならぜひ紅白歌合戦で見てみたい。きっと日本を元気にしてくれるだろう。

等身大のガンダムを動かす

またデーブ・スペクターのツイートでも言っていたが、等身大のガンダムを横浜から借りて展示すれば良かったのにとも思う。


もちろん分解して移動してとなれば相当お金がかかるだろう。だが165億円も演出に使えるなら1億もかからないだろう。日本が誇る実物大のメカはインパクトがあると思う。

ここまで色々と書いてきた。オリンピックには反対派だったが、だがどこかで期待もしていた。いろいろな演出家が集まればきっと期待以上の開会式、閉会式が出来ていただろう。

だが○○を出してくれ、○○は絶対に入れてくれ、等のしがらみが必ずあったはずだ。純粋に165億円もかけた中抜きなしの演出が見てみたかった。

今後、こんなにお金がかけられる舞台などはないだろう。