愛知県で行われた野外音楽イベント「NAMIMONOGATARI 2021」。
この音楽イベントに対する最大3000万円の補助金交付を経済産業省は取り消す方針を決めた。
「NAMIMONOGATARI 2021」を主催したのがOffice keef。
そのOffice Keefは9月6日までに当初出していた謝罪文書を差し替えた。
富永基煥(トミナガ モトアキ)こと鄭基煥(テイ・キファン)氏名義での謝罪文の内容を変更。
Office Keefが謝罪文を差し替え
ここに書かれていることは、以下3点。
・約8000人の参加者に対してのコロナ感染対策が不十分であったこと
・アルコール販売は独自の判断で行ったこと
・県が立ち上げる第三者委員会へ協力すること
一番大きなポイントがアルコールの販売。今からではキャンセルできないアルコールを一人二杯まで販売すると報告していた。→(許可を得ていたような書き方)
それが一転、独自の判断においてアルコールを販売したことを謝罪。
一番迷惑を被ったのは同じ音楽業界の仲間
結局のところ、事がここまで大きくなるとは思っていなかったのかもしれない。すぐ風化すると考えたかったのかもしれない。
しかし、ライブ中の声出し動画等ががツイッターなどのSNSで拡散され、マスコミにも大きく取り上げられることになった。
自粛している国民からも総バッシング。さらに同業者からも避難の声が上がるなど炎上し、最終的には補助金交付も取り消しとなりそうだ。
この野外音楽イベントで一番迷惑を被ったのは同じ音楽業界の仲間だ。特にヒップホップ関係者。
開催したくても今の情勢を鑑みて、泣く泣く取りやめにしている音楽イベントが全国でどれほどの数になるか。
今の医療逼迫の状況を考えればそれだけ開催するのは難しいこと。どうすれば地域住民からの理解を得られるか。
それを押し切ってやるからには十分以上の感染対策を取らなけれならない。それが開催する主催者側の責務だ。
それが感染対策も不十分の上にアルコールも提供。さらにクラスターまで発生してしまった。
※14人のクラスターが発生
※何本ものお酒をもつ男性
たった一部のパチンコ店のせいでパチンコ業界のイメージが悪化
今回の件で、去年のパチンコ店のことを思い出す。
多くのパチンコ店が営業自粛するなか、一部の店舗で営業をし続けていた。
国民も、都道府県も怒り、店舗名を公表するまでに至った。
パチンコ=悪、と多くの人の心に刻み込むまでに至った。
たった一部のパチンコ店のせいで、パチンコ業界全体のイメージが悪くなった。
今回も同じように野外フェス=(イコール)感染拡大とのイメージがつかなければ良いが。
主催者はすでに自社サイトを閉鎖するなど、〝逃亡〟を続けている。