小林賢太郎氏を解任 五輪開会式演出担当、ホロコーストをやゆ
橋本会長「開会式目前、深くおわび」 小林賢太郎氏を解任
過去にホロコーストをコントに、開会式演出担当の小林賢太郎氏を解任…「当時の自分を反省」
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、開閉会式制作チームのトップである元お笑いコンビ、ラーメンズの演出家、小林賢太郎氏(48)を解任した。
解任理由は、小林賢太郎氏は元々お笑いコンビを組んでいたこともあり、1998年のコント内で「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」の言葉を用いて笑いをとっていたためだ。
この話が世界に拡散され、米ロサンゼルスに本部を置くユダヤ人の人権団体サイモン・ウィーゼンタール・センターもすぐに抗議声明を出していた。
この件が話題になってから24時間も経っていないうちでの解任となった。
小林氏は、3月に解任された電通の佐々木氏の下でナンバー2として演出を手掛けていた。
これで演出を手掛けるナンバー1とナンバー2が解任となったわけだ。
このコント動画(短い動画)が拡散されていたので観てみたが、「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」と笑いを取るような言葉を言っていた。
今まで日本では「なぁなぁ」で済まされていたかもしれないが、世界標準で見れば、ホロコーストをネタにする事自体が一発アウト。
仮にアメリカ人が「広島長崎の原爆投下ゲームしようぜ」「いや、それは駄目だろう」とコントでやっていたら、我々日本人はどういう気持になるのか。
なぜ多くの方が亡くなった原爆を笑いにできるのか、そう心を痛めるのではないか?
そのような発言を過去に持つものが国際的な舞台である「オリンピック」に携わるのは許されない。それが今回はっきりした。
組織委員会が電通に丸投げしたことがそもそもの原因。その管理すら満足にできない、というか丸投げなので放棄というべきか。
元々開会式は超一流メンバーで構成されていた。それが電通絡みでわけがわからない状態になった。
日本は本当にいじめや差別などに対して鈍感だと思う。そういう教育がされていないのがそもそもの問題だ。
いまだにお笑い芸人が相方の頭を叩いて笑いをとっている。それを面白いと感じている受けてがいることも大問題。
前日に、有名配信者の加藤純一氏が差別発言を受けてイベント演出が取り消されたニュースがでていた。
どのような差別発言をしていたかのまとめ動画を見てみたところ、それはそれはひどかった。
興味がでて加藤純一氏の反論動画も見てみたが、まるで子供の言い訳だった。
加藤氏の発言が(差別用語含め)面白いというリスナーが山程いる。それに気を良くして面白ければなんでも良いというスタンスだ。
加藤氏が障害者差別発言をし、それを面白がるリスナーがいる。「そんなのネタだよ」「毎度のこと」「こんなことくらいで」
「健常者も障害者も区別なくネタにしてるよ」・・・援護するコメントが数えきれいくらい並んでいる。
加藤純一はもともとそんな人間なんだ。それが彼の持ち味なんだよ。今のままでいいよ・・・
やっぱり日本人だなと思う。
今後、日本も世界標準にならざる負えない。差別発言は一切許されない状況へ。
今吐いた言葉はデジタルタトゥーとなり、一生涯消えることはない。
今のYoutuberにも同じことが言える。一度吐いたら消すことができない。決して10年であろうが20年であろうが残り続ける。
若気の至りではもう済まされない。